
おばけのパンやさん(いちよんご 教育画劇)
妖怪えほん作家・いちよんごさんの2冊めの絵本で、教育画劇からの1冊目にあたる。
切り絵の手法で、パンやを営む可愛らしいおばけたちと、彼らがせっせと作る「おばけパン」を表現している。以前、パンを開発する会社に勤めていたことがあり、その経験が、お話に出てくるパンの製造工程や道具(をモチーフにしたおばけ)の詳細な描写に生かされている。
おばけがテーマの怖い絵本とみせかけて、それぞれのキャラクターの可愛さが伝わってくるような内容だったので、デザインでも可愛さが伝わるように、かっちりしたフォント使いは封印して、本文を含む大半の書体をこれまで使ったことのないフリーフォントを中心に構成した。プロフェッショナルなフォントに比べて字詰めなど使いづらい部分も味と考えて、素のままに見えるように、あえてぎこちなさを残すようにした。
パンを模したタイトルや帯や見返しのデザインも含め、とても可愛く仕上がった。

おばけのカレーパン(いちよんご 教育画劇) (2023年5月31日)
教育画劇からのシリーズ2作目。
前作からの「パンづくり」との関わりはそのままに、より絵本らしくストーリーの骨格が前に出ていたので、驚かせるポイントは設けつつも、ギミックは控えめにして、お話と絵の面白さがシンプルに伝わるように心がけた。